セキセイインコを飼っていると訪れる発情期。
セキセイインコの発情期は一般的に2〜4週間ほどですが、発情中は発情ならではの 「卵を産む」 「吐き戻し」 などの行動があるため、
これって発情期?
いつまで続くの?
この行動は普通なの?
と戸惑ってしまいますよね。
しかも環境によっては長く続くこともあり、セキセイインコの体に負担がかかる要因にもなります。
そこでこの記事では、「発情期間の目安」 から、「長引く原因や対策」 までを初心者向けにわかりやすく解説していきます。
記事を読んで対策すれば長期発情を防ぐことができ、セキセイインコの体の負担を減らすことができます。
ぜひ参考にしてみてください。
セキセイインコの発情期はいつまで続く?

セキセイインコの発情は、個体差が大きく 「どれくらい続くのが普通なのかわからない」 と心配になります。
実際、私も 「これって普通なの?」 とはじめて発情を経験したときは心配になりました。
まずは、一般的な発情期間の目安を解説しますね。
セキセイインコの発情期間は平均2〜4週間
セキセイインコの発情期は、2〜4週間ほど続くのが一般的。
この期間は
- 鳴き声が増える
- 吐き戻し
- 巣作り行動
が目立つようになりますが、多くの場合この期間を過ぎると自然と落ち着いてきます。
発情が1か月以上続く場合は 「長期発情」 の可能性あり
しかし、1か月以上発情が続く場合は、環境や刺激の影響で発情が長引いている可能性があります。
長期発情は、
- メス : 「過産卵」 「卵詰まり」
- オス : 「ストレス」 「攻撃性の増加」
などにつながりやすく注意が必要です。
セキセイインコは何歳まで発情する?

発情期間の長さだけでなく、 「何歳まで続くのか」 という点も大きな不安要素のひとつ。
はじめての発情がいつ来るか、高齢になるとどう変化するのかなど、年齢と発情の関係を確認しておきましょう。
はじめての発情は生後6か月前後
セキセイインコは、生後6か月〜1歳ほどではじめての発情期を迎えます。
はじめての発情だと行動がわかりにくく、飼い主さんが戸惑うことも多い時期です。
高齢でも発情は続くが頻度は減る
基本的に、高齢になっても発情は完全にはなくなりません。
ただし加齢によりホルモン分泌が落ち、若鳥より発情の頻度は減る傾向があります。

我が家のポフくんは5歳頃まで発情行動がありましたが、7歳になった現在は見なくなりました。(個体差はあると思いますが…。)
セキセイインコの「正常な発情」 と 「注意が必要な発情」

発情中の行動は、多くが正常範囲ですが中には早めの対処が必要な発情行動もあります。
どの行動が正常でどこからが注意すべき状態なのか、 「正常な発情行動」 と 「注意が必要な発情行動」 を解説します。
正常な発情行動
- おしゃべりをする
- 求愛ダンスを踊る
- 吐き戻しを繰り返す
- 攻撃的になる
- 止まり木や人の手に体をこすりつけてくる
- のけぞる
- うずくまる
- 卵(無精卵)を産む
- 巣になるものを探す、集める
- ケージの底の紙や狭いところにもぐり込む
これらは正常な発情行動です。
注意が必要な発情行動
メスは産卵が続くと要注意
1か月に何度も産卵する
といった場合、 「カルシウム不足」 「卵詰まり」 「卵管炎」 のリスクがあるため、早めの対策が必要です。
オスは 「攻撃性」 「吐き戻し増加」 に注意
- 吐き戻しが頻繁すぎる
- 飼い主さんやおもちゃに強く執着する
という場合は、 「発情過多」 の可能性があります。
セキセイインコの発情期が長引く原因と対策

セキセイインコの発情がなかなか終わらない場合、
- 日照時間が長い(10時間以上)
- 過保温
- 高カロリー食が多い
- 巣作りの材料や 「巣」 を連想させるものがある
- スキンシップや同居鳥からの刺激
といった “発情を刺激する要因” が潜んでいる可能性があります。
対策も含めて解説します。
原因1.日照時間が長い(10時間以上)
日照時間はもっとも発情を誘引する原因といわれ、日光や部屋の照明時間が長いと 「繁殖に適した季節」 と判断して発情が長引いてしまいます。
カバーを活用して日照時間を10時間以内にし、睡眠時間をしっかり確保する
原因2.過保温
自然界では、暖かい季節(春から初夏)=繁殖期。
本来セキセイインコは、昼暖かく夜は少し涼しい 「寒暖差」 がある中で生活しています。
常に温度が高く寒暖差のない環境が続くと、寒さによるエネルギー消耗がなくなり “余ったエネルギー” が発情行動に向きやすくなります。
温度が高い環境は、ほかの要因と重なると発情を助長する場合があるため、
特に冬場に
- ヒーターを強めにしすぎてケージ内が常に28℃~30℃
- 夜間もずっと暖かく寒暖差がない
といった 「過保温」 には注意が必要です。
冬はケージ内の温度を「寒くないけど、暑すぎない温度」(22〜25℃くらい)にし、夜は少しだけ温度を下げて自然の温度環境に近づける
温度調整できるか不安なら、温度が上がりすぎない我が家の寒さ対策 【実例】セキセイインコの寒さ対策|費用を抑えた我が家の対策を紹介! を参考にしてみてください。
また、発情対策以外でも 「温度管理」 はセキセイインコの健康維持のために重要になってきます。
季節ごとやセキセイインコの状態に応じた適正温度などを 【重要】セキセイインコの温度管理|適正温度と注意すべきリスクとは? で詳しく解説しています。
原因3.高カロリー食が多い
シード中心・おやつ過多の食事は栄養価が高く、体が 「繁殖モード」 になりやすくなります。
高カロリー食のシードを控え、ペレット中心のヘルシー食に切り替える
原因4.「巣づくりの材料」 や 「巣を連想させるもの」 がある
巣作りの材料になるものや 「巣」 を連想しやすい暗く狭い場所は発情を刺激します。
- 紙
- 布
- 布の中
- ケージの隅
- 小箱
巣箱はもちろん、巣を連想させるものや巣作りの材料になるものを撤去する
原因5.スキンシップや同居鳥からの刺激
特定の鳥と強く結びついていたり飼い主さんへの執着も発情の原因になることがあります。
「背中」 は発情を誘発する部位なので、スキンシップは基本的に頭や首だけを優しく触る
発情期が長く続くと、飼い主さんもセキセイインコもストレスを感じやすくなります。
行動がエスカレートしたら
- ケージの置き場所を変える
- 止まり木の配置を変える
- 新しいおもちゃに交換する
など、環境を変えるのも効果的です。
病院へ行くべき目安

発情は自然な生理現象ですが、長期化したり体調に影響が出ている場合は獣医師の診察が必要です。
どんな状態なら受診を考えるべきか、判断基準を押さえておきましょう。
発情が1か月以上続く
通常の発情は2〜4週間ほどで落ち着きますが、
1か月以上続いている
という場合は 「長期発情」 の可能性が高くホルモンバランスの乱れや体への負担が大きくなります。
早めに獣医師に相談し、適切な環境改善や治療の相談をすると安心です。
産卵が続いている・産卵の間隔が短い
メスのセキセイインコは、発情が続くことで過産卵(連続産卵)を起こすことがあります。
- 1か月に2回以上産卵する
- 休む間もなく続けて産む
- 産んだ後にぐったりしている
- お腹が膨らんでいる気がする
という場合は、早急に受診しましょう。
卵詰まり(卵塞) の場合は命にかかわるため、 「おかしい」 と感じたらすぐ病院へ。
食欲低下・体重減少など
発情が長引くと体力を消耗し、食欲が落ちたり体重が減ることがあります。
- 餌の減りがいつもより明らかに少ない
- 好物にも反応が弱い
- 以前より体重が軽く感じる
セキセイインコは小さな鳥のため、体重がわずかに減るだけでも大きな負担になります。
食欲や体重の変化が見られる場合は受診を推奨します。
吐き戻しが止まらない・攻撃性が強くなりすぎている
- いつまでも吐き戻している
- おもちゃや飼い主さんに執着して攻撃的になる
- キレやすくなる
これはオスによく見られる症状で、発情がエスカレートしている可能性が高くホルモンバランスの調整が必要な場合があります。
まとめ : 早めの対策で長期発情を防いでセキセイインコの体の負担を減らそう!
セキセイインコの発情について解説してきました。
セキセイインコの発情期は一般的に2〜4週間ですが、環境次第では1か月以上続くこともあります。
長期発情は健康リスクが高いため
- 日照管理
- 温度調整
- 食事見直し
- 巣材撤去
- スキンシップの改善
といった早めの対策で防ぐことが大切です。
発情行動がエスカレートしてきたら、
- ケージの置き場所を変える
- 止まり木の配置を変える
- 新しいおもちゃに交換する
など、環境を変えるのも効果的。
異常が見られる場合や長期間続く場合は迷わず獣医師に相談し、セキセイインコの体の負担を減らしましょう。

