セキセイインコにとってケージ内は、睡眠・食事・遊び・休憩をすべて行う生活空間。
ケージ内のレイアウト次第では、運動量・ストレス・健康状態・発情のしやすさまで大きく影響します。
この記事では、それほど大事なケージレイアウトについて、 「基本のルール」 や 「年齢別のレイアウト」 などを解説していきます。
基本ルールを押さえておくと、成長に合わせて調整するときも迷わなくなりますよ!
まず押さえよう!ケージレイアウトの基本ルール

セキセイインコのケージレイアウトは、基本のルールを押さえておけばセキセイインコも過ごしやすく飼い主さんも掃除などのお世話も楽がなります。
まずはケージレイアウトの基本ルールから解説しますね。
基本ルール1. 止まり木は正しい配置と本数で
セキセイインコの止まり木は2〜3本が基本。
本数が多すぎると飛ぶスペースがなくなり、少なすぎると足での移動や運動が不足します。
止まり木配置のポイントは
- 高さを変えて上下差をつける
- ケージ内を横移動・斜め移動できる距離を確保する
- 一番高い止まり木は休憩・就寝用にする
止まり木を同じ高さに並べるのではなく、高低差をつけることで自然に体を動かせるレイアウトになります。
基本ルール2. フンで汚れない食器の位置を意識する
セキセイインコは止まり木に止まっている時間が長く、フンもその真下に落ちるためレイアウト次第で食器の汚れやすさが大きく変わります。
なので、食器は止まり木の真下を避けた位置に設置するのが◎。
食器の配置は、
- 止まり木の横または斜め下
- セキセイインコが安定して止まり、無理なく 「くちばし」 を伸ばせる高さ
がおすすめです。
毎日の交換や掃除がしやすい位置に置くことで、飼い主さんの負担軽減にもつながります。
また、寝床の止まり木は寝ている間ずっと止まっているため、朝になるとフンがたまっています。
セキセイインコが 「どこで寝ているるか」 を観察し、寝床にしている止まり木の下に汚れて困るものを置かないことが重要です。
基本ルール3.ケージ内の高さを活かした配置にする
セキセイインコは高い場所を好みます。
ケージ内で一番高い位置にある止まり木が安心でき、寝床にする傾向があります。
そのため、この場所は頻繁に変更せず、安心して休める定位置として保つことが大切です。
ケージの上の方には安心して休める止まり木を設置し、下の方には移動や遊びのスペースとして空けておくとバランスの良いレイアウトになります。
とはいったものの、

我が家のポフくんは、夜は必ずブランコで寝るんです…。
ケージカバーをかぶせようとすると、もう寝る時間と察知してブランコに飛び乗ります。
なので、安心する寝床はその子によって違うかもしれないので、高い場所はあくまで傾向になります。
ケージレイアウトに必要なグッズ

ケージ内のレイアウトに必要なグッズは以下のとおりで、
- 止まり木:2〜3本
- 餌入れ・水入れ:各1個
- おもちゃ:1〜2個
最初からあれこれケージ内に物を詰め込みすぎないことがポイントです。
特に、お迎え直後のセキセイインコは環境の変化ですごく緊張しているため、
- 移動しやすい止まり木の配置
- すぐに見つけられる餌と水を優先
というだけのできるだけシンプルなレイアウトにし、おもちゃは様子を見ながら少しずつ追加していくようにしましょう。
飼育の基本のグッズやあると便利なグッズなどは 【初心者必見】セキセイインコの飼育に必要なグッズを詳しく解説! で詳しく解説しています。
「年齢・性格別」 セキセイインコのケージレイアウト

ケージレイアウトは、年齢や性格によって変えることでセキセイインコが快適に過ごせます。
この章では、成長段階や個体差に合わせたケージレイアウトについて解説します。
「雛・若鳥期」 のケージレイアウト
雛や若鳥はまだ運動能力が安定していません。
なのでレイアウトする際は、
- 止まり木同士の間隔を短くする
- 高低差を控えめにする
など、落下やケガを防ぐ配置を優先しましょう。
「成鳥」 のケージレイアウト
止まり木の距離を少し広げて飛び移れるようにします。
成鳥になると体力や運動能力が安定するため、適度に運動ができる配置にして肥満やストレスを防ぎましょう。
「老鳥(高齢期)」 のケージレイアウト
老鳥になると脚力やバランス感覚が徐々に低下し、若い頃と同じケージレイアウトでは負担になることがあります。
そのため高齢期のセキセイインコには、安全性と移動のしやすさを最優先した配置が重要です。
ポイントは以下のとおりで、
- 止まり木の高さを低めにし、落下リスクを減らす
- 止まり木同士の距離を短くして移動しやすくする
- 太さが均一で安定感のある止まり木を選ぶ
- 食器は止まり木のすぐ近くに配置する
無理に運動させるよりも
- 安全に動けること
- 安心して休めること
を重視したケージレイアウトに切り替えていきましょう。
「性格別」 ケージレイアウト
セキセイインコによって性格も違いますよね。
なので、
- 活発な性格 : 移動距離が長めのレイアウト
- おっとりした性格 : 移動がしやすいレイアウト
というように、性格に合わせたケージレイアウトにしてあげるとセキセイインコが快適に過ごせます。
「多頭飼い」 のケージレイアウト
多頭飼いで同じケージて飼う場合、
- 食器を複数設置する
- 止まり木の取り合いが起きにくい配置にする
など、トラブル防止を意識しましょう。
おもちゃを取り入れたケージレイアウトのコツ

おもちゃの適切な数と配置
おもちゃは1〜2個が目安です。
止まり木や移動経路を邪魔しない位置に設置しましょう。
新しいおもちゃを怖がる場合の対処法
セキセイインコが新しいおもちゃを怖がる場合は、
- まずはケージの外から見せる
- 少し離れた位置に設置する
といった具合に、段階的に慣らしていきます。
飽きさせないおもちゃのローテーション
数週間ごとにおもちゃを入れ替えることで刺激を保つことができます。
常にすべて入れる必要はありません。
NGなケージレイアウト

止まり木が多すぎる配置
止まり木が多すぎると、飛ぶスペースがなくなり運動不足やストレスの原因になります。
餌や水が汚れやすい配置
止まり木の真下に食器を置く配置はNGです。
不衛生になりやすく、病気のリスクが高まります。
発情を誘発しやすいケージ環境
巣のような隠れ場所や囲われすぎた空間は、発情を助長する可能性があります。
落ち着きすぎるレイアウトにならないよう注意が必要です。
ケージレイアウトを見直すタイミング

セキセイインコのケージレイアウトは、頻繁に変えるのはあまりおすすめできません。
とはいえ 「成長」 や 「体調」 「行動の変化」 などに合わせて定期的に見直すことは必要。
ここでは、頻繁なケージレイアウトの変更を避けるべき理由とケージレイアウトを見直すタイミングを解説します。
頻繁なケージレイアウトの変更は避けるべき理由
セキセイインコは環境の変化に敏感な鳥です。
ケージ内の配置が頻繁に変わると、
- 安心できる場所が分からなくなる
- 無駄な警戒心が高まる
- ストレスが蓄積する
といった影響が出やすくなり、困った行動をするようになることも。
うちの子だけ?セキセイインコの困った行動7つと飼い主さんがとるべき対応
特に、寝床にしている止まり木の位置は頻繁に変更せず、なるべく固定化するとセキセイインコが安心します。
ケージレイアウトを変更するタイミング
お迎え直後〜環境に慣れるまで
お迎え直後はセキセイインコが新しい環境に慣れることが最優先。
この時期に頻繁にレイアウトを変えると、安心できる場所が定まらず強いストレスになります。
まずはシンプルな配置で固定し、落ち着いてから微調整を行いましょう。
成長段階が変わったとき(雛→若鳥→成鳥→老鳥)
年齢によって運動能力や体力は大きく変化します。
若鳥や成鳥では運動量を確保する配置が必要ですが、老鳥になると落下やケガのリスクが高まります。
成長段階に合わせて、止まり木の高さや距離を調整することが必要です。
換羽期が終わったあと
換羽期は体力を消耗しやすく、セキセイインコにとって負担の大きい時期です。
換羽期は大きな配置変更は避け、換羽が落ち着いてから見直すことで体への負担を減らせます。
年に数回、全身の羽が抜けて新しい羽に生え変わる時期。順調だと1~2週間で完了。
行動に変化が見られたとき
- 止まり木にあまり乗らない
- 動かなくなった
- 落ち着きがない
などの行動変化は、ケージレイアウトが合っていないサインの可能性があります。
その場合は、 「止まり木の位置」 や 「餌」 「水」 の配置を見直しましょう。
飼い主さんが掃除しにくいと感じる
毎日のお世話を続けるためには、掃除のしやすさも重要です。
「トレーの掃除」 や 「餌」 「水」 の交換など、毎日の掃除がしにくいと感じるなら、ケージレイアウトを変更しましょう。
まとめ : ケージレイアウトは基本ルールを押さえつつその子に合わせよう!
セキセイインコのケージレイアウトについて解説してきました。
セキセイインコのケージレイアウトに絶対的な正解はありません。
大切なのは、ケージ内での行動を観察し、その子に合った配置へ調整していくことです。
基本ルールを押さえつつ、安全性・清潔さ・動きやすさを意識したケージレイアウトにすることで、セキセイインコも飼い主さんも快適な飼育環境を整えることができますよ。
セキセイインコが快適に過ごすためには、ケージの置き場所も大事です。
セキセイインコのケージの理想的な置き場所|避けるべき9つの場所 で詳しく解説しているので参考にしてみてください。



