【初心者必見！】セキセイインコを長生きさせるポイント４つを徹底解説

【初心者向け】セキセイインコの飼い方を徹底解説｜基本のお世話がわかる！ では、セキセイインコの健康チェックをして不調を見逃さないことが大切だとお伝えしました。

セキセイインコは小動物の中では比較的長寿といわれていますが、病気になると進行が早いという特徴があり、長生きさせるためには病気やけがを未然に防ぐための健康管理が必要です。

そこでこの記事では、

・セキセイインコを長生きさせたい！
・健康管理ってどうやるの？

という疑問を抱いている飼育初心者の方に向けて 「セキセイインコを長生きさせるためのポイント」 をセキセイインコ飼育歴6年の私がわかりやすく解説していきます。

記事を読めば、セキセイインコとの楽しい時間を長く共有できるのでぜひ最後まで読んでみてくださいね。

セキセイインコがなつかないときの解決法は 【解決】セキセイインコがなつかないときの原因と対処法5つ！ をご覧ください。

セキセイインコの寿命

一般的にセキセイインコの寿命は5～10年ほどで、健康管理をしっかりしていれば12～14年生きるともいわれています。

なんと、ヨーロッパで暮らしていたセキセイインコは２９年も生きたとの報告も！

現在さまざまなカラーのセキセイインコがいますが、カラーによって寿命に違いはないとされています。

そんなセキセイインコを長生きさせるためのポイントをさっそく見ていきましょう。

セキセイインコを長生きさせるポイント4つ

セキセイインコは病気の進行が早く、体調を崩してからでは手遅れになることがあります。

なので、

➀ 信頼できる動物病院を探しておく
② 購入の段階で健康な個体を入手する
③ 健康チェックを毎日の習慣にする
④ ケージを清潔に保つ

これらが長生きさせるためのポイントになります。

順番に詳しく解説します。

➀ 信頼できる動物病院を見つけておく

小鳥を診察してくれる動物病院は犬や猫に比べて多くはないため、不調に気づいてから病院を探してもすぐに見つからない場合があります。

セキセイインコと暮らす前に、自宅から近くて小鳥の専門知識が豊富な獣医師がいる病院を見つけておくと、何かあったときにすぐに診てもらえるため安心です。

特に雛は、免疫力が弱いため注意が必要です。 セキセイインコの雛の飼い方【初心者が知るべき重要ポイント2つ】 で詳しく解説していますので参考にしてみてください。

② 購入の段階で健康な個体を入手する

不健康な個体を入手してしまうと、病気がちではじめからずっと看病や通院なんてことになりかねません。

購入する際は、健康な個体が多くいる信頼できるショップで入手することが大切です。

③ 健康チェックを毎日の習慣にする

数分の健康チェックが病気の予防や早期発見につながります。

健康チェックの項目は7つ。

食欲があり、餌やをきちんと食べているか

セキセイインコは１日半から２日くらい何も食べないと命を落とすこともあります。

きちんと餌を食べているか、必ず確認しましょう。

体重が急激に変化していないか

病気になると急激に体重が減ることがあります。

太りすぎも病気を引き起こす要因になるため、週１回を目安に体重を量って急激に変化していないかの確認を。

羽毛を膨らませていたり、寝てばかりいないか

病気のときは羽を膨らませてじっとしています。

眠い時や寒い時も羽を膨らませますが、全体的に膨らませて丸くなっているときは体調がよくないときです。

寝てばかりいるのは体調がよくない兆候なので要注意。

羽毛にツヤがあり脱毛などの異常はないか

体調が悪くなると羽毛のツヤが悪くなりす。

また、羽毛が激しく抜けているときは感染症や毛引き症のおそれがあります。

体に腫れやしこりはないか

仰向けにするとおなかに腫れやしこりはないか確認しやすくなります。

嫌がる場合、無理は禁物。

顔や鼻腔、お尻周りに汚れはないか

頬の羽が汚れたり目や鼻の周りがぬれたり腫れたりしていないか。

お尻が汚れているときは下痢をしている可能性があります。

フンの状態は正常か

下痢をしたり、血が混じったりしていないか。

フンの状態は体調を知るうえでとても重要な情報源です。毎日チェックしましょう。

④ ケージを清潔に保つ

汚れたケージは菌が繁殖しやすく、感染症のリスクが高まります。

毎日の掃除はもちろんのこと、月1回の大掃除も行って隅々まできれいにしてあげましょう。

大掃除の手順は以下のとおりです。

次の章では、普段とは違うセキセイインコの要注意な時期を解説します。

要注意な時期

セキセイインコには、

・換羽期
・発情期

などの体力を消耗しやすい時期があるため注意が必要です。

換羽期

セキセイインコの羽は少しずつ抜け、１年間ですべて生え変わります。

一気に羽が抜けることはなく夏に備えて晩春から夏、もしくは秋に換羽することが多いです。

たくさん羽が抜け落ちていても、抜けた羽に異常がなく新しい羽が生えてくるようなら心配いりません。

この時期は高たんぱくなえさを与え、体力の消耗を防ぐことが必要です。

発情期

セキセイインコは1羽で飼っていて巣箱を入れていなくても、発情期になると自然に発情します。

メスの場合は年に1～2回の発情＆産卵なら問題ありませんが、慢性的に産卵を繰り返す発情過多は卵管や卵巣の病気の原因になります。

また、発情期になると攻撃的になったり毛引きをすることもあります。

オスも過剰に発情すると防衛本能から攻撃的になったり精巣腫瘍にかかりやすくなったりします。

オスもメスも過剰に発情しないよう抑制することが大切です。

次は安全面のポイントを解説します。

長生きさせるためには安全確認も

セキセイインコが命を落とす原因は病気だけではなく、事故や中毒にも注意が必要です。

ケージから出して遊ぶ際は室内に危険がないか確認し、事故や中毒を防ぎましょう。

普段何気なく使用しているものの中にもセキセイインコにとって危険なものもあります。

セキセイインコの目線で危険がないか確認し、安心・安全な環境を作りましょう。

室内の安全確認チェック項目

安全確認する項目は次のとおりです。

観葉植物

セキセイインコが食べると命を落とすほど危険な植物もあります。

危険な植物をすべて把握することは難しいので、安全が確認できない植物は室内に置かないようにしましょう。

光りもの

セキセイインコは光り物が好きなので、好奇心から誤飲の原因に。

危険物

以下の危険物は誤飲すると命を落とす危険性が高いので、必ず片づけておきましょう。

熱を発するもの

熱を発するものは言うまでもなく、やけどのおそれがあり危険です。

動いているもの

好奇心から近づいて足を挟んでしまうことがあり危険です。カバーをするなどの対策を。

思わぬ危険なところ

ドア・窓

ドアや窓から逃げてしまうこともあるので、ケージから出すときは開いていないか必ず確認を！

また、透明な窓の場合、きちんと閉めていたとしても誤って激突する恐れもあって危険です。

激突防止の意味でも、カーテンは閉めておくと安心です。

家具やドアの隙間など狭い場所

狭い場所は、逃げてしまったり出られなくなる可能性も。

雑誌や新聞紙などで侵入できないようにしておくと安心です。

フタのない水槽や鍋

フタのない水槽や鍋などは、飛び込んでしまうこともあって危険です。

水槽はフタをする、鍋は片づけるなどの対策を。

コード類

コード類はセキセイインコの身体に絡まる、かじるなどの恐れがあって危険です。

壁の高い部分にテープなど止めておくか、コルゲートチューブ（電線保護材）でガードしてかじられないよう工夫を。

カーテンの重り

カーテンの下についている重りには鉛が使われていることがあって、セキセイインコが口にすると中毒を起こすので要注意。

必ずしも鉛が使われているとは限りませんが、重りの部分をセキセイインコがじっていしまわないよう束ねて隠すなどの対策をしておくと安心です。

まとめ：健康管理と安全確認がセキセイインコの長生きにつながる

セキセイインコを長生きさせるポイントを解説してきました。

セキセイインコを長生きさせるためには、

・信頼できる動物病院を探しておく

・購入する段階で健康な個体を入手する

・健康チェックを毎日の習慣にする

・ケージを清潔に保つ

といった4つの健康管理が重要です。

さらに室内の安全確認をして事故や中毒を防ぐことでより一層長生きへつながっていきます。

また、体の健康のみならず心の健康も長生きさせるには重要です。

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