セキセイインコが突然卵を産むと、
「これってどうすればいいの?」
「この卵は孵化するの?」
「温めていないけど大丈夫?」
というような疑問が出てきますよね。
実際私も、はじめて飼った子がいきなり卵を産んだときは、「まさかの卵?どうすりゃいいの?」 と若干パニックになりました…。
セキセイインコはオスがいなくても卵を産みますし、産卵を繰り返す場合は体への負担にも注意が必要です。
この記事では、セキセイインコが卵を産む個数や卵を産んだときや温めないときの対応、注意点、卵を産ませないための対策までをわかりやすく解説します。
セキセイインコはオスがいなくても卵を産む

セキセイインコは、オスがいない環境でも卵を産むことがあります。
まずは、産卵につながる仕組みを解説します。
発情すると体内で卵が形成される
セキセイインコのメスは、発情すると体内で卵が形成され、産卵につながることがあります。
発情が見られる時期は個体差があるものの、だいたい生後4~6か月頃が目安です。
発情したからといって必ず卵を産むわけではありませんが、オスがいなくても発情によって卵が形成されるため、メス1羽で飼育していても卵を産むことがあります。
飼育環境によって発情が促されることがある
飼育下のセキセイインコは、繁殖に適した環境が整っていると発情しやすくなることがあります。
たとえば、
といった環境が発情につながることがあります。
発情が続くと産卵を繰り返すこともあるため、卵を産んだ後は体調面だけでなく、普段の飼育環境も見直すことが大事です。
セキセイインコは何個くらい卵を産む?
セキセイインコは、卵を1個産んで終わりとは限りません。
産む数や間隔は個体差があるため、ここでは一般的な産卵の目安を解説します。
卵を産むペースは1日おき
セキセイインコは1個目の卵を産んだあと、1日おきに次の卵を産むことが多く、合計で4~6個程度産むのが一般的です。
そのため、最初に卵を見つけたときは、
といった点を意識して、セキセイインコの様子を見守りましょう。
卵を産み続ける場合は注意が必要
卵を何度も産み続けると、セキセイインコの体に負担がかかります。
産卵を繰り返している場合は、
などを確認しましょう。
普段と違う様子が見られる場合は、産卵による体調への影響も考えられるため、早めに動物病院へ相談することが大切です。
セキセイインコが卵を産んだときの対応

セキセイインコが突然卵を産むと、 「すぐに取り出したほうがいいの?」 と迷っていしまいますね。
卵を見つけたら、まずはセキセイインコの様子を確認しながら落ち着いて対応しましょう。
卵を見つけてもすぐに取り出さない
卵を見つけると、すぐにケージから取り出したくなるかもしれませんが、産卵した卵をすぐに取り出さないようにしましょう。
卵がなくなることで、セキセイインコがさらに卵を産むきっかけになる可能性があるからです。
まずは卵をそのままにして、セキセイインコがどのように扱っているかを観察しましょう。
など、卵に対する反応はセキセイインコによって異なります。
卵を温めている場合はそっと見守る
セキセイインコが卵を温めている場合は、卵を何度も確認したり触ったりせず、できるだけ静かに見守りましょう。
セキセイインコの抱卵期間の目安は、一般的に18日前後です。
ただし、産卵した卵の数や抱卵の状況などによっても変わるため、18日経てば必ず孵化するというわけではありません。
抱卵中は、卵だけでなく
など、セキセイインコの様子も確認しておきましょう。
卵を温めているからといって、セキセイインコがずっと卵の上にいるわけではありません。
餌を食べたり水を飲んだりするために卵から離れることもあります。
卵を温めない場合はどうする?
温めていなっからといって卵を取りだすと、産卵を促してしまう可能性があるため、すぐに取り出さないよう注意しましょう。
ただし、卵をつついて割ったり食べたりしている場合は、そのまま放置せず殻ごとすぐに取り除き、中身がケージ内に残っている場合は掃除しましょう。

実際、はじめて飼った子が卵を温めず、つついて食べてしまったことがありました。
このような場合は、取り除いた卵の代わりに 「偽卵」 を置く方法があります。
ただし、 「偽卵」 を使ったからといって産卵を防げるとは限らないという点には注意が必要です。
試しに 「偽卵」 を使ってみて、それでも産卵を繰り返すようなら、発情を促す環境の見直しや獣医師に相談するようにしましょう。
セキセイインコの卵は孵化する?
セキセイインコが卵を産むと、 「雛が生まれるの?」 と気になりますよね。
ここでは、卵が孵化する条件について見ていきましょう。
オスと交尾していない場合は卵は孵化しない
メスだけで飼育していて、オスとの交尾がなければ産んだ卵は無精卵です。
無精卵から雛が生まれることはないため、セキセイインコが卵を温めても孵化することはありません。
オスがいる場合は孵化する可能性がある
オスとメスを一緒に飼育していて交尾をしていれば、有精卵になっている可能性があります。
有精卵の場合、適切な環境で卵を温めることで雛が生まれる可能性があります。
とはいえ、オスとメスが一緒にいるからといって必ず有精卵になるとは限りません。
実際に交尾をしているかどうかが、孵化する可能性を判断するポイントになります。

相性次第、といったところでしょうか…。
卵を見ただけで有精卵か判断できる?
産んだばかりの卵を外側から見ただけでは、有精卵か無精卵かを判断するのは難しいです。
卵を割って確認する方法もありますが、繁殖を望んでいる場合は自己判断で行わず、動物病院などの専門家に相談することをおすすめします。
卵を産むことでセキセイインコの体に負担がかかる?
セキセイインコにとって産卵は自然なことですが、卵を作って産むためには体の中でさまざまな栄養が使われます。
産卵を繰り返すと体への負担が大きくなるため、卵を産んだあとは普段と違う様子がないか確認することが大切です。
産卵にはカルシウムなどの栄養が必要
卵の殻を作るためには、カルシウムなどの栄養が必要です。
産卵が続くとカルシウムなどが多く使われるため、普段から栄養バランスのとれた食事を与えることが大切です。
とはいえ、卵を産んだことを理由に主食の餌を急に別のものへ変更するのではなく、まずは普段どおりの食事を基本にして必要な栄養を摂れる環境を整えましょう。
産卵時に必要なカルシウムは 「ボレー粉」 が適しています。 「ボレー粉」とは、牡蠣の殻を砕いたカルシウム補助食品のことです。
「ボレー粉」 の与え方や食べないときの対処法などは、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。
▶セキセイインコにボレー粉は必要?正しい与え方と食べないときの対処法
産卵を繰り返すと体への負担が大きくなる
セキセイインコが何度も卵を産むと、そのたびに卵を作るための栄養が使われます。
産卵が続いている場合は、次のような変化がないか確認しましょう。
産卵を繰り返している場合は、体調に変化がなくても発情しやすい環境になっていないか見直すことが大切です。
卵詰まりに注意
産卵に関連するトラブルの一つが、 「卵詰まり」 です。
「卵詰まり」 とは、卵が体外にうまく排出されず体内にとどまってしまう状態を指します。
次のような様子が見られる場合は注意が必要です。

「卵詰まり」 は放置すると危険な状態になることも。
これらの症状が見られた場合は早めに動物病院を受診しましょう。
産卵後に体調が悪いときは動物病院へ
卵を産んだ後も元気に過ごしているのであれば、まずは落ち着いて様子を観察しましょう。
一方で、次のような変化がある場合は、産卵による体調不良の可能性があります。
セキセイインコは体調不良を隠すことがあるため、「少し様子を見よう」 と長時間放置せず、普段と違う状態が続く場合は動物病院に相談しましょう。
セキセイインコに卵を産ませないためには?
セキセイインコの産卵を完全に防ぐことはできませんが、発情しやすい環境を見直すことで産卵を抑えられる可能性があります。
特に産卵を繰り返している場合は、普段の飼育環境や接し方を見直してみましょう。
発情しやすい環境を見直す
セキセイインコは、飼育環境が繁殖に適していると感じることで発情しやすくなることがあります。
まずは、次のような環境になっていないか確認してみましょう。

生活リズムや飼育環境を整え、発情しやすい要因を減らしていくことが大切です。
巣になる場所を作らない
セキセイインコは、暗くて狭い場所などを巣として利用しようとすることがあります。
たとえば、
などです。
このような場所に入りたがる場合は、巣になりそうな場所を作らないようにすることが大切です。
また、ケージの中だけでなく、放鳥中に入り込める場所も確認しておきましょう。
過度なスキンシップを避ける
セキセイインコとのスキンシップも、やり方によっては発情を促すことがあります。
背中や腰、お尻周辺を撫でると、発情を促すことがあるため注意が必要です。
撫でるときは、頭や首の周辺を中心にするなど、発情を促さない接し方を意識しましょう。
産卵を繰り返す場合は獣医師に相談する
環境を見直してもセキセイインコが何度も卵を産む場合は、自己判断で対策を続けるのではなく、動物病院に相談しましょう。
特に、
といった変化がある場合は、早めに獣医師に相談することをおすすめします。
まとめ : 卵を産んだらセキセイインコの様子を確認しよう
セキセイインコは、オスがいなくても発情によって卵を産むことがあります。
卵を産んだからといって、必ずしも雛が生まれるわけではありません。
卵を産んだときは、すぐに取り出したり無理に触ったりせず、セキセイインコの様子を見守りましょう。
また、産卵を繰り返すと体への負担が大きくなるため、発情しやすい環境になっていないか見直すことも大切です。
卵を産んだ後に元気がない、餌を食べない、苦しそうにしているなどの変化がある場合は 「卵詰まり」 などの可能性もあるため、早めに動物病院へ相談しましょう。

